便秘に効く食べ物

便秘の原因とは

便秘の原因は1つではありません。

便秘の原因は人それぞれなので、自分の原因にまず気づくことが、便秘解消への第一歩です。

自分の原因を客観的に判断することが大切です。

それさえ出来れば、あとはそれぞれの原因に対して正しいことを習慣にするだけです。

便秘の原因として代表的なものは、食物繊維が足りていない(目標は1日に25g)、水分が不足している(便秘の人は1日1.5リッター)、ストレス、運動不足、無理なダイエット、朝食を抜いている、

食べる時間帯がまちまち、生活のリズムがばらばら、排便のリズムがばらばら、とさっと思いつくだけでもこれだけあります。

ここで、特に取り上げたいのが、便意を感じてもトイレに行くのを我慢してしまうことです。

便意を我慢していると便意を感じなくなるという直腸性便秘になってしまう可能性があります。

我慢しないでトイレに行きましょう。正しい習慣を身につけましょう。

朝、家を出るまえにトイレにゆく習慣が必要です。

朝起きて、まず水をコップ一杯飲みます。

朝食はしっかり食べ、ゆったりとリラックスしていると便意が来る、

こういう理想的な習慣を身につけましょう。

便秘に効く食べ物

便秘に効く食べ物というと、まず頭に浮かぶのが食物繊維が豊富なものですね。

もちろんその通りなのですが、私は十分食物繊維をとっているのに便秘のままという人も多いのではないでしょうか?

1日に必要な食物繊維の摂取量の目安は20~25gです。

きゅうりだけなら20本は食べないととれません。

いくら便秘に効く食べ物であっても、よほど効率よく食べないと十分な量は摂取できないことがお分かりでしょう。

特に日本人は、1日に15グラム程度しかとっていないという調査もあって、便秘になりやすいということになります。

便秘に効く食べ物は食物繊維が豊富な食べ物になりますが、食物繊維も大きく2つに分けることができます。

水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維です。

水溶性の食物繊維は、こんにゃくや海藻類、果物などです。これらは便をやわらかくする働きがあります。

不溶性食物繊維には、野菜や大豆やいんげんなどの豆類、いも、大麦や玄米などの穀類など。

また、おからももともとは大豆なので便秘によく効く食べ物です。

不溶性食物繊維は腸管を刺激する役割があります。

一番良いのは、便秘に効く食べ物を偏らないようにどちらともバランスよく摂取することでしょう。

不足していると感じたなら、繊維系などのサプリメントを試すのもいいのではないでしょうか。

また、効率的に食物繊維を摂取するための、オリゴ糖、オールブラン、イージーファイバーなどの食品などもあります。

あなたに合うものをさがしてみましょう。

便秘の症状といっても人それぞれ、いろいろなタイプがあります。

あなたのタイプはどれに当てはまるのかを見つけることが大切です。

痙攣性便秘

痙攣性便秘は、腸の動きが強すぎるためにけいれんを起こしてしまい、便が通過するのを妨げてしまうことで便秘になります。

便秘だけでなく、下痢になる場合もあります。

下痢かなと思っていたら、便が出なくなったりといった症状を繰り返すこともあります。

また、便意はあっても排便が困難であったり、コロコロうんちしか出ないといった特徴があります。

原因は、食生活の乱れやストレスだと考えられています。

直腸性便秘

直腸性便秘の原因は、忙しい現代社会に生きる私たち特有の問題にもつながるでしょう。

仕事中には、トイレに行きたくても行けないことがあるでしょう。

今、手が離せないから、後で、と便意を感じても我慢してしまいます。

コレが問題で、便意を我慢する習慣がついてしまうと直腸の神経が鈍ってしまい、便はあるのに便意を感じなくなるという状態になってしまうことがあります。

これが直腸性便秘の大きな原因です。

直腸性便秘を治すには、毎朝排便をする習慣をつけるのが一番です。

体の機能的にも、朝が一番排便しやすい時間帯なのです。

朝食後、お腹がからっぽになっている状態に何かが入るので、

それに反射するようにして腸の動きが活発になります。

毎朝トイレに行く習慣をつければ、仕事中に便意が襲ってくることもなく、便意を我慢することもなくなります。

朝起きた直後に冷たい水をコップ一杯のむことも効果的です。

弛緩性便秘

弛緩性便秘は女性や高齢者などにも多い便秘で、痙攣性便秘と逆のタイプです。

弛緩性便秘の原因は無理なダイエットなどです。

特に食事制限を短期的に行うようなダイエットは大変危険です。

便はある程度の量がないとでません。食事をとらないから便ができず、便意を感じないわけです。

また、このタイプは出産経験が複数回以上ある方や痩せ型の人に多いようです。

高齢者の方も多く、便を押し出す力が足りないことが共通しているようです。

まず無理なダイエットをやめ、栄養だけでなく、時間帯も含めたバランスのとれた食生活が大切です。

体操、運動も大変効果的です。ウォーキングや腹筋などを中心に少しずつ運動を続けましょう。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は便秘だけでなく、下痢の原因にもなります。

ストレスなどが原因となっていることが多くあります。

過敏性腸症候群の症状は大きくけると、痙攣性便秘、下痢と便秘を繰り返す、神経性下痢の3つがあります。

仕事もプライベートも、無理せず、プレッシャーに感じない程度をこなしてリラックスできれば緩和できます。

 

 

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